【連載コラム】寺坂直毅の小田急百貨店ジャーニー

  • 【連載コラム】デパート愛好家・放送作家 寺坂直毅の小田急百貨店ジャーニー
6月1日に創業61周年を迎え、この秋には本館からハルクへお引っ越しをする小田急百貨店新宿店。大きな変化のなか、今回は数々の人気番組を手がけ、デパート愛好家でもある放送作家 寺坂直毅さんの小田急百貨店コラム全15回を連載。
小田急百貨店の意外な発見や懐かしいエピソードが満載ですよ。
寺坂直毅 (てらさか・なおき)
放送作家。1980年。宮崎生まれ。
「星野源のオールナイトニッポン」「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)、「うたコン」(NHK総合)などの構成を担当。
デパートの知識も豊富で、著書に「胸騒ぎのデパート」(東京書籍)がある。
寺坂直毅氏

第12回
知られざる○○!

2022年8月10日(水)
デパートには、買うだけではない、売るだけではない、さまざまなサービスがあります。
そして、ファッションや食品だけではない、「え、こんなもの売っているの?」という意外な商品もあります。
今回は、小田急百貨店の知られざる、意外なサービスや商品をジャーニーしたい!
という事で、まずは30年以上第一線でお客さまサービスを担当している大ベテランさんにお話を伺いました。
まず、知って驚いたのが「手ぶらDEショッピングサービス」
店内のさまざまな売場で買った商品。重い買い物袋を持ちながらショッピングするのは大変、という事で、お買い上げ品を預けて、帰り際にまとめて渡してくれるサービスがあるのです。
それぞれの売場にてお願いすれば、新宿店本館2階のサービスカウンターでまとめて渡してくれるそうです。
さらに、新宿ならではのサービスが、「ホテル無料デリバリーサービス」
新宿の14の提携先ホテルに宿泊予定の人は、小田急百貨店新宿店でお買い物をした商品に限り、ホテルのフロントまで無料で届けて貰えるサービスだそうです。
新宿店本館2階のサービスカウンター
新宿店本館2階のサービスカウンター
詳しくはこちらでおたずねくださいませ!
ちなみに、今回お話を伺った担当者さんは、以前はエレベーターガールをされていたとか。以前のエレベーターは、扉が閉まる時の速度が速すぎたので、プロの閉め方テクニックが必要だった…という思い出話をしてくださいました。
エレベーターを上手に閉めるテクニック

当時のエレベーター、普通に扉を閉めるレバーを押すと「バーーン」と閉まるところを、「シュッ(途中で一旦速度を緩める)、シュッ(途中で一旦速度を緩める)、シューッ(完全に閉める)」という3段階の動きを入れ、ゆっくり滑らかな閉め方がプロの技だったようで…。
これかなりのハイレベルなテクニックが必要だったのだそうです。
貴重なエピソードもありがとうございます!
さて、知られざるものは、サービスだけでなく、商品もあります。
本館5階の宝飾売場を歩いていると、目に飛び込んできたものが「小判」
小判
オリジナルの純金小判「小田急百貨店 新宿店本館 記念小判」、、なんと、税込38万5,000円。
売場の方に聞くと、結構売れているのだとか。いま金の価値が高いですからね。
よく見ると、今後観られなくなってしまう小田急百貨店新宿店本館の外観がデザインされているのです。欲しい!けど買えないなぁ。
小判
新宿店で過ごした思い出を懐かしみ、購入されるお客さまが多いそうです。
せめて、レプリカでいいので、キーホルダーとか、ストラップとか、お守りにしてほしいです。気になる方はぜひ新宿店本館5階宝飾売場へどうぞ!
朝4時の小田急百貨店外観
ちなみになかなか目にすることのない朝4時の幻想的な外観の様子です。
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