【出産祝い】のしなど贈り方のマナーや相場価格

2019年10月1日(火)更新
 
【出産祝い】のしなど贈り方のマナーや相場価格、売場スタッフのおすすめギフト7選

出産祝いにはいくつかのマナーと避けるべきアイテムがあります。
出産祝いを贈る適切な時期や方法、のしのかけ方など、事前に知っておくべき知識を伝授!
出産祝いの3つの種類
一口に出産祝いといっても、形式はさまざまです。どのようなものがあるか、代表的な3種をご紹介します。

◇お祝い品
多くの方が出産祝いで最初に検討するのがお祝い品です。できるだけ他の人と被らない品物を選ぶ必要がありますが、お相手が喜んでくれるものを選ぶ時間も楽しいものです。お子さまがいらっしゃる方は意外な発見をすることもあるでしょう。

◇現金
若干の味気無さを感じますが、出産のお祝いに現金を渡す方もいらっしゃいます。現金をどう使うかはお相手次第ですので、使い道が広がるというメリットがあります。新札でお渡しするのがマナーです。

◇メッセージ
お祝いの気持ちは伝えたい、という方には、手紙や電報などのメッセージの贈り物がぴったりです。プレゼントや現金を贈る際にもメッセージを添えると◎
出産祝いの相場価格
出産祝いを検討される際にまず、気になるのが相場価格ですが、実は出産祝いの相場価格に明確なルールはありません。ただ、金額が絞れなければプレゼントを選びようがないですよね。そのため、お相手との関係により価格を変えるのが一般的です。

友人          3,000円~1万円
上司・同僚など     3,000円~1万円
親戚          5,000円~1万円
兄弟・姉妹       1万円~3万円
娘・息子        5万円~10万円

関係性が近くなればなるほど、贈り物の金額も上がります。ただ、親密であっても極端に高額な贈り物は、お相手に気を遣わせてしまったり、遠慮されたりしてしまうため注意しましょう。
出産祝いはいつ贈る?最も意識するべき時期と贈り方
出産祝いは他の贈り物にくらべ、贈る時期・方法をより意識する必要があります。適切なタイミングと配慮で、お祝いの気持ちを伝えましょう。

◇出産祝いを贈る時期
出産祝いは、生後7日後からお宮参りをする生後1カ月の間に贈ることがふさわしいとされています。お祝いをする好ましい時期に間に合わない場合は、1歳のお誕生日祝いとして渡すという方法もあります。

◇贈り方やタイミング
出産祝いは、郵送でも手渡しでも贈ることができます。しかし、出産後のお母さんは体調が不安定な場合もあるため、手渡しは避けるのが無難です。

親族など親密な関係であっても、訪問の際は必ずお相手の体調などを確認してください。贈られる側の希望で訪問する場合もできるだけ長居はせず、お相手の体調を気遣うよう心がけましょう。
出産祝いで気になる「のし」のマナー
生まれたお子さまにとって出産祝いは一生に一度。せっかくなら「のし」をつけてプレゼントしましょう。出産祝いで使用する水引の種類や、表書きの書き方を解説します。
  • 「のし」
  • 「犬張子のし」

【水引】 紅白5本 蝶結び(花結び)

【のし】 あり

【表書き】 「御祝」、「御出産御祝」など水引の上部に記入

【送り主の名前】 水引の下部、表書きの真下の余白に、表書きよりもやや小さい文字で記入
出産は、何度あってもおめでたいことであるため、紅白5本で何度でも結び直せる蝶結びの水引を使用します。お祝いごとに必須の、のしも忘れずに。
また表書きについては4文字は避け、御祝、御出産御祝などが一般的です。送り主の名前は、表書きよりも少し小さく書き記すことがポイントです。

また、ご出産後3カ月以内の場合、多産の神様である犬が描かれた「犬張子のし」が使われる事も多いようです。
※画像2枚目
出産祝いで避けるべきNG品
出産祝いには、避けるべきアイテムがあります。お子さまに適さない品や縁起が悪い品を解説します。

◇「死」や「苦」を連想させるもの
塩や日本茶など葬儀にまつわるものは、当然出産祝いには適していません。日常生活ではありふれたものであるため、注意が必要です。

◇「別れ」を連想させるもの
ものを「切る」ものである刃物や、涙をぬぐうことにも使うハンカチなど、お別れを想像させるような贈り物は避けましょう。
喜ばれる出産祝いの4つのポイント
せっかく贈るなら喜んで使ってもらいたい出産祝い。失敗しない出産祝い選びのポイントをご紹介します!

1. 数があっても困らないもの
他の人と同じものを買わないように意識していても、贈り物が被る可能性は0ではありません。消耗品や衣料品、商品券など、いくつもらっても困らないものを選びましょう。

2. 成長して大きくなってもある程度使い続けられるもの
お子さまの成長は思っているよりも早いものです。1、2カ月で使えなくなるようなプレゼントは避けておくのが無難!贈る側としても、長く使い続けてもらえる方が嬉しいですよね。

3. 二人目以降であれば、赤ちゃんに向けたものでなくとも可
二人目以降の出産であれば、赤ちゃんのお兄ちゃんやお姉ちゃん、親御さんなどご家族へのプレゼントを用意するのも一つの手。前のお子さまのお祝いで、すでにベビー用品は揃っている可能性が高いので、かえって喜ばれる出産祝いです。

4. わからない場合は直接聞いて選んでもらう
出産直後は、育児に必要なさまざまな用品を揃えるため出費がかさむ時期。品物選びに困ったら、お相手に直接欲しいものを聞いてみましょう!カタログギフトなどお相手が自分で選ぶことができる贈り物も喜ばれるでしょう。