【連載コラム】寺坂直毅の小田急百貨店ジャーニー

  • 【連載コラム】デパート愛好家・放送作家 寺坂直毅の小田急百貨店ジャーニー
6月1日に創業61周年を迎え、この秋には本館からハルクへお引っ越しをする小田急百貨店新宿店。大きな変化のなか、今回は数々の人気番組を手がけ、デパート愛好家でもある放送作家 寺坂直毅さんの小田急百貨店コラム全15回を連載。
小田急百貨店の意外な発見や懐かしいエピソードが満載ですよ。
寺坂直毅 (てらさか・なおき)
放送作家。1980年。宮崎生まれ。
「星野源のオールナイトニッポン」「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)、「うたコン」(NHK総合)などの構成を担当。
デパートの知識も豊富で、著書に「胸騒ぎのデパート」(東京書籍)がある。
寺坂直毅氏

第15回/最終回
これからの小田急百貨店

2022年8月31日(水)
5年後、10年後、50年後、100年後のデパートは、一体どんな存在になっているのでしょうか?
「未来のデパート像」を探るべく、これからの小田急百貨店を担う、若手社員の方々とお話をしました。
お一人目は、入社3年目の、Iさん。
オンラインショッピングなど、ネット販売に関する業務を担当しています。
オンラインショッピング担当スタッフ
今や主流になった、ネットでのお買い物。数多くあるサイトの中から、小田急百貨店のサイトを選んで買ってもらわなくてはなりません。
Iさんは、「いかに小田急百貨店らしいネットショップにするか?」を日々考えているのだそうです。百貨店ならではの雰囲気を出すって難しいと思います。
商品のセレクトの良さなのか、視覚的な安心感なのか、高級感なのか…。
日々、それを研究されています。
お二人目は、同じく入社3年目、新宿店本館地下2階食料品売場を担当するTさん。
食料品売場担当スタッフ
Tさんは、なんと、入社当時より10キロ痩せたそうです。
その理由は、学生時代は不摂生な食生活を送っていたが、小田急百貨店の食料品売場の商品を日々食べるようになり、太らなくなったと言うのです!
嘘みたいな話ですが、本当だそうです。
Tさんは、これから「小田急沿線」と「小田急百貨店新宿店」をより密に繋げる商品ラインアップを実現したいと言います。
確かに小田急沿線は、海の幸あり、山の幸あり、食の宝庫。
それらをフルに生かせると、さらに面白いデパ地下になりそうです。
そして、未来のデパートってどうなるのか?
Tさんは、「時代の流れを読みながら、“百貨店”というブランドの良さを常に捉えつつ、“垣根を越えたい”」と言いました。
確かに、これからのデパートはいかに「垣根」を越えるかが大事だと思います。
デパートだから、スーパーだから、ネットショップだから…など、従業員もお客さまも無意識に作っているであろう「垣根」。
デパートは、商品を買うだけの場所ではない。
とにかく、楽しくなる、気分が上がる場所でなくてはならないがゆえに、垣根を越えられる可能性を大きく感じます。
対談の様子
お二人とも、こどもの頃から小田急沿線で育ち、小田急百貨店に馴染みがあったという、小田急愛に溢れる二人。お客さんとして、デパートに行った楽しい思い出が鮮明にあるそうです。
デパートが大好きな2人が考える、「垣根を越える」未来の小田急百貨店に期待です
3人で記念撮影
この連載は、この回で最後となりますが、小田急百貨店の歴史はこれからも続きます。
10月から新宿西口ハルクで、新しい売場で、次の小田急百貨店新宿店のステージが始まります。
どんなストーリーになるのか?
皆さんも、あたらしい小田急百貨店を、一緒にジャーニーをしましょう!
小田急百貨店新宿店は閉店しません
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