STORY.01
入社後、婦人服売場からキャリアをスタートし、入社5年目から時計・宝飾売場を担当し、その後呉服や婦人服売場も含めて、フロア全体のマネジメントを担い、お取引先販売員約300名を束ねるようになりました。このように話すと「順調にキャリアを築いてきたんだな」と思われるかもしれません。しかし私のキャリアは、婦人服の商品知識を習得するのに苦労したり、時計や宝飾品といった高額商品を扱うことに慣れるまで時間がかかったりと、試行錯誤の連続でした。それでも、常に「お客さま、お取引先のために何ができるか」を考え、自分なりにチャレンジを続けてきました。例えば、時計・宝飾売場を担当して4年経った頃、時計の本場スイス出張で新作買い付けを初めて経験したこと。展示会会場の規模も商品の種類も何もかもが日本と桁違いで、現地の世界観に圧倒されながら買い付けを行ったのをよく覚えています。また、はじめてフロアマネジャーに就任した時、コロナ禍での対応に追われました。緊急事態宣言の発令によりお店が休業となってしまいましたが、お客さまとの大切なお約束は、たとえ休業中であっても守らなければなりません。そこで、関係各所と調整を図って、お客さまとコンタクトを取れるよう体制構築を行いました。悪戦苦闘の日々が続きましたが、すべてはお客さまとお取引先さまのためです。何よりも、これらすべての経験が私のキャリアの「土台」となりました。
STORY.02
約11年勤務した時計・宝飾売場を離れ、現在は外商部に勤務しています。外商部では、担当のお客さまを受け持ち、お客さま一人ひとりのニーズに合わせて商品やサービスをご紹介・提供する「外商担当者」と、外商担当者をサポートする「企画担当」に分かれて仕事を進めています。私は「企画担当」のマネジャーを務めており、お取引先と連携を図りながら、さまざまな施策を企画・実施しています。例えば外商部は売場を持たないため、ホテルなどの会場で商品販売会を企画しています。直近では、ツアー形式の販売会を企画しました。これは、お客さまを観光地にお連れして、グルメや観光スポットなどその土地ならではの魅力を堪能していただき、現地で商品販売会を行うというものです。このように、施策の立案では、単にお客さまが求める商品をご提示するのではなく、「体験」や「思い出」という付加価値を提供することを何よりも大切にしています。そして、お客さまやお取引先、外商担当者の思いをすべて受け止め、全員が笑顔になれるような施策を実現できた時、心から「この仕事に就いて良かった」と実感します。
STORY.03
社員として、お客さまやお取引先のために何ができるだろうと考えた時、私は常に“最善の方法”を選んできました。例えばお客さまが売場で取り扱いのない商品を求めていらした際に、「他店になりますが、取り扱っている店舗がございます」とご案内したこともあります。お客さまはこの対応に驚かれていましたが、その後、これまで以上に私を信頼してくださるようになりました。そして、「お客さまのために」という思いを一つひとつカタチにしていくことで、お客さまとの距離が縮まっていくことを実感しました。当社は「つぎのわたしへ、グッドアクセス」というスローガンを掲げていますが、物理的な距離の近さだけでなく、お客さまとの心の距離の近さも、この言葉に込められているのだと思います。社会の変化は目まぐるしく、百貨店のあり方も変わりつつあります。だからこそ、私が子どものころに感じた「百貨店で買い物をする楽しさ」とはまた違った、今の時代ならではの「体験」をお客さまに提供していきたいと考えています。もしかしたらその方法は、先にお話したように、「店舗」を離れた場所での体験なのかもしれません。いずれにしても、これからもチャレンジを続けていき、小田急百貨店ならではのスタイルを追求していくつもりです。
09:45 | 出社、メールチェック、回覧、前日の売上確認 |
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10:00 | 打ち合わせ準備・資料確認 |
11:00 | お取引先と「上期外商取組」について打ち合わせ |
12:00 | お昼休憩 |
13:00 | 午前中の商談内容のまとめ |
13:30 | お客さまの買上実績を抽出 |
14:00 | お取引先と「お得意様サロンの活用」について打ち合わせ |
15:00 | 午後の商談内容のまとめ |
15:30 | 売場を巡回して、情報収集 |
16:00 | 関連部署と「次月イベント」についてミーティング |
17:00 | 休憩 |
17:30 | 担当者内で「業務の進捗状況」や「次回外商説明会式」についてミーティング |
18:15 | 翌日以降に残っている課題の整理 |
18:30 | 退社 |